
Spotifyで音楽を再生すると、何ギガくらい通信量がかかるのでしょうか?あまりに通信量が多すぎると通信制限になって困りますよね?
結論を早速お伝えしましょう。
Spotifyの通信量は1曲あたり2.9MB~16MBで、選択している音質によって違います。
当サイトで実際に計測した結果を表にまとめました。
1曲の通信量 | 1時間あたりの通信量 | 1ギガまでの時間 | |
低音質 | 2.9MB | 43.5MB(0.04ギガ) | 25時間 |
標準音質 | 5.6MB | 83MB(0.08ギガ) | 12時間30分 |
高音質 | 10MB | 150MB(0.1ギガ) | 10時間 |
最高音質 | 16MB | 240MB(0.24Gギガ) | 4時間10分 |
※スマホは表がスライドできます。また、楽曲や環境によって通信量は多少異なります。
標準音質で曲を流し続けた場合、半日で1ギガを消費する計算になります。

安心してください!Spotifyの通信量を節約する方法も5つ解説しています!この記事を読み終えるころには、通信量を気にせずにSpotifyで音楽を楽しめるようになりますよ。
それでは、Spotifyの通信量検証から見ていきましょう。
1:Spotifyの通信量は4つの音質ごとに異なる
Spotifyの通信量は再生する楽曲の音質によって異なります。
4つある音質(低音質・標準音質・高音質・最高音質)は設定から変更できるので、自分の余裕に合わせて調節するのがベストです。
音質の設定方法はあとで解説しますので、まずはSpotifyで楽曲を再生したときと、ダウンロードしたときの通信量をチェックしましょう。
ストリーミング再生 | 楽曲ダウンロード | |
低音質 | 2.9MB | - |
標準音質 | 5.6MB | 3.5MB |
高音質 | 10MB | 5.8MB |
最高音質 | 16MB | 11MB |
当サイトでは、「MY DATA MANAGER」というスマホアプリを使い、実際にSpotifyの通信量を計測しました。通信量は楽曲ごとに多少前後するので、あくまでも「目安としてこれくらい」と思っていただけると幸いです。
1-1:ストリーミング再生の通信量
Spotifyで音楽を再生するときは、基本的にストリーミング再生です。インターネット上のデータを一時的にダウンロードして音楽を再生します。
4つの音質ごとのストリーミング再生の通信量は次のとおりです。
1曲の通信量 | 1時間あたりの通信量 | 1ギガまでの時間 | |
低音質 | 2.9MB | 43.5MB(0.04ギガ) | 25時間 |
標準音質 | 5.6MB | 83MB(0.08ギガ) | 12時間30分 |
高音質 | 10MB | 150MB(0.1ギガ) | 10時間 |
最高音質 | 16MB | 240MB(0.24Gギガ) | 4時間10分 |
検証環境:【端末:iPhoneX】【接続環境:Wi-fi】【検証楽曲:醒めない(スピッツ)】【楽曲の長さ:4分】 【通信量計測:MY DATA MANAGER】
分かりやすいように、1時間あたりの通信量と、1ギガ消費するまでの再生時間も紹介します。
①:低音質
低音質だと、1曲あたり2.9MB(≒0.003ギガ)
1曲4分の音楽は1時間に15曲再生できるので、1時間あたり43.5MB(≒0.044ギガ)を使用する計算になります。
逆算すると、25時間再生で1ギガを消費します。
②:標準音質
標準音質だと、1曲あたり5.6MB(=0.005ギガ)
1曲4分の音楽は1時間に15曲再生できるので、1時間あたり83MB(≒0.083ギガ)を消費する計算になります。
逆算すると、12時時間30分の連続再生で1ギガを消費します。
③:高音質
高音質だと、1曲あたり10MB(≒0.01ギガ)
1曲4分の音楽は1時間に15曲再生できるので、1時間あたり150MB(≒0.15ギガ)を消費する計算になります。
逆算すると、10時間の連続再生で1ギガを消費します。
④:最高音質
最高音質だと、1曲あたり16MB(≒0.016ギガ)
※最高音質は無料プランでは選択できず、有料プランのみ設定可能です。
1曲4分の音楽は1時間に15曲再生できるので、1時間あたり222MB(≒0.22ギガ)を消費する計算になります。
逆算すると、5時間の連続再生で1ギガを消費します。
1-2:ダウンロードした場合の通信量
Spotifyには、楽曲をダウンロードしてオフラインで再生するという手段もあります。ダウンロードする時に通信量がかかるものの、一度ダウンロードした楽曲は通信量ゼロで再生可能です。
※楽曲ダウンロードは有料プランでのみ利用可能
楽曲をダウンロードしたときの通信量は次の通りでした。
ダウンロード通信量 | オフライン再生時の通信量 | |
低音質 | - | - |
標準音質 | 3.5MB | なし |
高音質 | 5.8MB | なし |
最高音質 | 11MB | なし |
低音質でのダウンロードはできないので表記なしになっています。また、検証環境はストリーミング再生の時と全く同じです。
①:標準音質
標準音質でダウンロードすると、3.5MB(≒0.0035ギガ)でした。
②:高音質
高音質でダウンロードすると、5.8MB(≒0.0058ギガ)でした。
③:最高音質
最高音質でダウンロードすると、11MB(≒0.01ギガ)でした。
2:Spotifyの通信量を節約できる5つの技術と方法

通信量が多いからといって、無料でも音楽が聴き放題のSpotifyを諦めきれませんよね。
そんな人のために、Spotifyの通信量を節約する5つの技術を伝授しましょう!
- 音質を自分の通信状況に合わせて変更する
- データ節約モードで動画を流れないようにする
- よく聞く楽曲はダウンロードしておく
- 街のフリーWi-Fiを活用する
- Spotifyの通信量が無制限になるプランを活用
これら5つを活用すれば、あなたもギガ数を気にすることなくSpotifyの音楽を楽めるようになるでしょう。
2-1:音質を自分の通信状況に合わせて変更する
まずは、今すぐできるギガ節約術から伝授しましょう。
Spotifyの通信量は設定した4つの音質によって違っていました。つまり、音質を「低音質」に変更することで、通信量を高音質の3分の1まで減らすことができます。
音質を「自動」にすると通信状況によっては、音質が自動的に上がってしまうので通信量を節約したいならば「低音質」一択です。
手順①:Spotifyのホーム画面右上の「歯車」を選択
手順②:「音質」の項目を選択
手順③:ストリーミングを「低画質」に設定
手順④:ダウンロードは標準画質がおすすめ
2-2:データ節約モードで動画を流れないようにする
2つ目も今すぐ実行できる設定です。
Spotifyには、Canvasという音楽の背景にショートムービーが流れる機能があります。こんなやつですね↓
データ節約モードを使えば、このショートムービーが流れないように設定できます。動画をダウンロードし亡くなる分、通信量を節約できますね。
手順も簡単です。
手順①:Spotifyのホーム画面右上の「歯車」を選択
手順②:「データ節約モード」を選択
手順③:チェックボックスを「On」にして完了
2-3:よく聞く楽曲はダウンロードしておく
3つ目は有料プランを利用している人だけ使える技です。
よく聞くアルバムやプレイリストをダウンロードしておけば、次回から通信量ゼロでオフライン再生できるようになります。
これを活用すれば無限に通信量を節約できます!
方法を紹介しましょう。
手順①:シングルやアルバムのページを開く
手順②:「ダウンロード」右横のチェックボックスを選択
手順③:表示がダウンロード済みに変わり完了
2-4:町のフリーWi-fiを活用する
4つ目からは、少し変わった通信量の節約技術です。
動画や音楽を外で楽しむことが増えた昨今、街にはフリーWi-Fiスポットがあふれています。毎月ワンコインで利用できるWi-Fiもあれば、無料で使えるWi-Fiもあります。
このフリーWi-Fiを活用すれば通信量をかなり節約できます。無料で使えて、かつ利用機会が多そうなスポットをまとめたので活用してください。
店舗名 | 条件 | 登録 | 接続時間 |
スターバックス | 無料 | なし | 60分~無制限 |
タリーズコーヒー | 無料 | なし | 60分 |
マクドナルド | 無料 | なし | 60分 |
セブンイレブン | 1日3回 | あり | 60分 |
ローソン | 1日5回 | あり | 60分 |
ファミリーマート | 1日3回 | あり | 20分~60分 |
よくチェーン店を訪れるなら、フリーWi-Fiを活用しないと損ですよ!
2-5:Spotifyの通信量が無制限になるプランを活用
最後は最新の節約方法です。
動画や音楽のサブスクが主流になってきた現在、サブスクの通信量でギガ数が減らなくなるプランが続々と登場しています。
最もオススメなのは、BIGLOBEの格安SIMで利用できる「エンタメフリー」というプランです。
かんたんに特徴をまとめると…
- 特定のエンタメサービスなら通信量の消費ゼロ
- 格安SIMで携帯料金も同時に節約
ここで重要なのは「特定のエンタメサービス」が何かという点です。有名どころを挙げると、Spotify、YouTube、U-NEXT、dマガジン、Facebookなどが通信量の消費ゼロです。
ギガに苦しむことを無くしたい人におすすめの手法です。上記以外にも全21種類のサービスでの消費がゼロなので、詳しくは公式サイトをご覧ください。
3:Spotifyの通信料に関する5つの疑問を解決

最後にSpotifyの通信量に関してよく質問される疑問を解決しておきます。
全部で5つ、順番に回答していきましょう!
Spotifyの通信量は時間ごとではなく、曲ごとに発生します。
新しい曲を再生するタイミングで、インターネット上から楽曲を一時ダウンロードし、ストリーミング再生が行われます。
Spotifyの曲を車で再生したい人もいるでしょう。
結論、車内でBluetooth再生する場合でも通信量はかかります。
Bluetoothに接続して車内で再生する場合でも、インターネット経由で楽曲の情報をダウンロードする必要があるので、通信量が発生します。
ただし、オフライン再生できる状態の曲ならば通信量はかかりません。
有料プランにしても基本の通信量が変わることはありません。
ただし、有料プランだと楽曲をダウンロードしてのオフライン再生が可能になるので通信量を削減することはできるようになります。
Spotifyではオフライン再生中は通信量がかかることはありません。
しかし注意してほしいのが、新たな楽曲を検索したりするとCDのジャケットなどの画像をダウンロードする通信量が必要になります。
通信量がかからない音楽アプリはありません。
Spotifyだけでなく、AppleMusicやAWAなどのサブスク系音楽配信サービスは、インターネット上から音楽データをダウンロードしないといけないので、通信量は必ずかかります。
通信量ゼロで音楽を楽しみたいなら、CDの楽曲をスマホに取り込むのがいいでしょう。
まとめ
Spotifyの楽曲再生にかかる通信量は次のとおりです。
1曲の通信量 | 1時間あたりの通信量 | 1ギガまでの時間 | |
低音質 | 2.9MB | 43.5MB(0.04ギガ) | 25時間 |
標準音質 | 5.6MB | 83MB(0.08ギガ) | 12時間30分 |
高音質 | 10MB | 150MB(0.1ギガ) | 10時間 |
最高音質 | 16MB | 240MB(0.24Gギガ) | 4時間10分 |
通信量が気になる人は、下記5つの技術を活用して節約して利用しましょう。
Spotifyの通信量を削減する5つの技術
- 音質を自分の通信状況に合わせて変更する
- データ節約モードで動画を流れないようにする
- よく聞く楽曲はダウンロードしておく
- 街のフリーWi-Fiを活用する
- Spotifyの通信量が無制限になるプランを活用