
業者からレンタルするのではなく、個人から時計をレンタルできるサービスをお探しでしょうか?
残念ながら、時計専門で完全個人間のレンタル(シェアリング)サービスはありません。
次の2つのうちどちらかを利用することになります。
- 完全に個人間レンタルだが時計の種類が少ないサイト
- 業者を仲介するが時計の種類が豊富なサイト
ブランド腕時計のレンタルは後者の定額制が主流です。数日レンタルするというよりは1ヵ月スパンで、好きな腕時計を付け替えて楽しむことを目的としています。
詳しく解説していきましょう。
1:時計レンタルを個人間で行えるプラットフォーム3選
時計を個人間で貸し借りできるプラットフォームは3つあります。
しかし、個人が時計を出品し、それを別の人がレンタルする「完全個人」のレンタルサービスはひとつしかありません。
残りの2つは、業者に時計をあずけ、業者がそれ以降のレンタル業務を行ってくれる「半個人」のレンタルサービスです。
この章では次の3サービスを紹介します。
- QUOTTA(完全個人)
- KARITOKE(半個人)
- WATCH WATCH(半個人)
いったいどんなサービスなのか詳しく見ていきましょう。
1-1:QUOTTA(クオッタ)
QUOTTA(クオッタ)は、個人が自由に商品を出品してレンタルしあうことができるシェアリングアプリです。
フリマアプリに商品を出品するように気軽に出品でき、レンタルする側も同じようにアプリから気軽に借りれます。
ただし、時計専門ではないため、時計を探すことに適していないどころか、そもそも時計の出品が少ないのが特徴です。
QUOTTAの特徴
- 1泊のレンタルが可能
- うまくいけば格安でレンタル可能
- 本物かどうかは不明
1-2:KARITOKE(カリトケ)
KARITOKE(カリトケ)は、個人から提供された高級腕時計をレンタルできるサービスです。料金は月額定額制で3,900円からとなっています。
1泊のような短期間レンタルは想定されておらず、長期間のレンタルの中で自由に好きな時計を身につけられるという「時計のサブスク」的サービスです。
時計を提供するにはKASHITOKE(カシトケ)という、系列サービスに申し込みが必要で、提供した時計がレンタルされれば、ランクに応じて下記の金額が支払われます。
- CASUAL⇒1000円
- STANDARD⇒1500円
- PREMIUM⇒2500円
- EXECUTIVE⇒5000円
KAITOKEの特徴
- 定額サービス「時計のサブスク」
- 長期間で様々な時計を使用可能
- 高級ブランドの種類が1000以上と業界トップ
1-3:WATCH WATCH(マッチウォッチ)
MATCH WATCHは、高級時計をレンタルしたい個人と、時計を貸し出したい個人をマッチングしてくれるシェアリングプラットフォームです。
時計のオーナになれば、レンタル料金から数%の手数料が引かれた収益をえることができますが、手数料の割合は公開されていません。
レンタルする側の料金は、時計ごとに月額で決められており、気に入った時計があえば、オーナに買取交渉することも可能です。レンタルの申し込みはLINEから簡単にできるため気軽に利用できていいですね。
MATCH WATCHの特徴
- 個人と個人を繋ぐプラットフォーム
- 料金は月額支払い
- ラインナップは現状100種類程度
2:個人間レンタルを利用する3つのメリット
時計レンタルができる完全個人間レンタルのサイトは1つしかありません。
つまり、高級腕時計レンタル業界において個人間レンタルはマイナーだということです。業者からレンタルするタイプのサイトは20サイトほど存在します。
個人間で高級腕時計をレンタルするのにはメリットはあるのでしょうか?
結論、考えられるメリットは3つありました。
個人間レンタルのメリット
- レンタル料金が安い
- レンタル期間が短くてもOK
- 貸す側になれば副業収入を得られる
それぞれ解説していきましょう。
2-1:レンタル料金が安い
QUOTTAのように完全に個人からレンタルする場合、業者からレンタルするよりも料金が安く設定されていることが多いです。
これはおおまかな時計レンタルの相場です。
- 業者レンタル⇒月額5000円~20000円
- 個人レンタル⇒1泊300円~1000円
長期間借りるなら業者レンタルの方がお得になりますが、短期間のレンタルなら個人レンタルに分があります。
2-2:レンタル期間が短くてもOK
業者のレンタルは最短1週間からしかレンタルできません※。
しかし、QUOTTAのような個人レンタルは1泊2日の超短期間からレンタルすることができます。
デートや合コンなどスポットで使いたいときには、業者レンタルよりも個人間レンタルのほうがお得に使えるでしょう。
※2020年3月19日時点
2-2:貸す側になれば副業収入を得られる
完全個人でも半個人でも、時計を貸す側になれば副業収入を得られます。
預けておくだけで月に数千円の収入が入れば儲けものですよね。高級ブランド時計は値が上がることもあり「資産」や「投資」として購入する人もいます。
売れない時期に時計を貸し出せば、地道に時計の料金を回収していけるでしょう。
3:個人間レンタルを利用する3つのデメリット
QUOTTAのような完全に個人とやり取りするレンタルサービスを利用して、高級腕時計をレンタルするのには3つのデメリットがあります。
3つのデメリット
- 時計のラインナップが少ない
- 対応が遅いことがある
- 偽物が出品されている可能性がある
「KARITOKE」や「MATCH WATCH」のように業者を仲介している場合には当てはまりませんが、完全に個人と取引するなら必ず注意しておきましょう。
3-1:時計のラインナップはかなり少ない
まず1つ目は、時計のラインナップが少ないことです。
今回は調査でQUOTTAで時計をレンタルしようと模索していたのですが、時計で絞込検索することはできませんでした。
そのため、ズラッとならんだ商品をスクロールして時計が出品されているのを見つけるしかなく、正確な出品数は分かりません。
アバウトですが、100個~200個見たらひとつ時計が見つかるくらいです。
専門サイトのようにブランドやサイズで絞り込む機能もないため、そもそも自分のサイズに合わない可能性が高いので注意しましょう。
3-2:完全個人間だと対応が遅い
2つ目は、対応の遅さです。
個人とやり取りする場合、人によって対応のスピードに差があります。
早い人は当日中に連絡が来ますが、遅ければ数日連絡がないこともあるのです。これはメルカリやヤフオクを利用したことがある人なら分かるでしょう。
利用したいと考えている日程に間に合わないことも覚悟しておくべきです。
3-3:偽物が出品されている可能性がある
3つ目は、偽物が出品されている可能性があることです。
業者レンタルならプロが品定めした本物が送られてきますが、個人だとそうはいきません。高いお金を支払ってレンタルしたブランド品が本物だと保証されていないのです。
出品者に悪意があろうがなかろうが、個人からのレンタルは偽物が送られてくるリスクをぬぐい切れないので注意しましょう。
まとめ
ブランド時計のレンタルを個人間で行えるサービスを紹介しました。
- QUOTTA(完全個人)
- KARITOKE(半個人)
- WATCH WATCH(半個人)
メルカリやヤフオクのような完全個人のやり取りを望んでいるなら、現状QUOTTAというサービス1択です。
当サイトとしては、個人から高級時計をレンタルするのはデメリットがおおきいので「KARITOKE」のようなしっかりとしたサービスを使うことをおすすめします。