
サブスク音楽配信サービスのひとつ「LINEMUSIC」の音質が気になっていませんか?
LINE MUSICの音質は最高320kbpsで配信ファイル形式はAAC形式です。これは音楽サブスクにおいて平均的な値ですが十分高音質と言えます。
「kbps」はビットレートと呼ばれるもので、音楽データ1秒当たりのデータ量の事を表します。そのため、同じファイル形式であればビットレートが高い方が高音質になります。
この記事で分かること
- LINE MUSICの音質はどう?
- Apple Musicと比較しても高音質?
- Spotifyと比較しても高音質?
- 音質とコスパで選んだサブスク3選
1:LINE MUSICの音質

LINE MUSICの音質は最大で320kbpsです。
YouTubeを高画質で視聴しているときの音質がおよそ128kbpsなので、十分高音質だと言えるでしょう。
この章ではLINE MUSICの音質を2つの切り口から解説します。
- ストリーミング音質
- 保存音質
それぞれどういうものなのか見ていきましょう。
1-1:ストリーミング音質
ストリーミング音質とは、LINE MUSICで通常再生するときの音質のことです。LINE MUSICで曲を再生すると、インターネット上から音楽データをダウンロードしながら同時に再生が始まります。
LIEN MUSICではストリーミング音質を3つのうちどれかに設定して再生することができます。
- 「高」…320kbps
- 「中」…192kbps
- 「低」…64kbps
イメージとしては、普段CDから取り込んだり、ダウンロード購入している曲は192kbps~320kbpsくらいだと思って差し支えありません。
64kbpsだと薄い膜がかかったような音質になります。しかし、音質を下げれば下げるほど通信量は減るので、あなたのスマホのギガ数と相談して決めましょう。
ちなみにYouTubeで動画を再生するのに比べると、音楽のデータ量は微々たるものです。下記表を参考にしてください。
320kbpsの音楽(5分) | 480pの動画(5分) | |
通信量目安 | 5MB | 50MB |
1ギガまでの時間 | 約16時間 | 約1時間半 |
音楽データの通信量は、YouTubeの普通画質の動画の10分の1くらいしかありません。そのため64kbpsの低音質で再生した場合は、さらに3分の1~半分ほど通信量を節約することが可能です。
- インターネットを通じた再生のこと
- 高中低の3種から選べる
- 最高320kbps、最低64kbps
- 音質に比例して通信量も増加
1-2:保存音質
LINE MUSICの保存音質とは、音楽データを端末に保存する場合の音質のことです。
ダウンロード保存時に初回だけモバイルデータ通信が発生しますが、一度端末に保存した音楽はインターネット通信をせずに再生できます。
LINE MUSICでは保存音質を下記3つに設定可能です。
- 「高」…320kbps
- 「中」…192kbps
- 「低」…64kbps
ストリーミング再生と同じですね。ちなみに発生する通信量もほぼ同じで、320kbssなら約5MB、64kbpsなら約2MBほどです。
ダウンロード機能は便利ですが、端末に音楽を保存すると端末のストレージ容量を圧迫するのでダウンロードのしすぎには注意しましょう。
- 端末に保存するときの音質
- 高中低の3種類から設定可能
- 最高320kbps、最低64kbps
- 保存すれば次回から通信量ゼロ
2:人気の音楽サブスク2種類と音質比較

LINE MUSICの音質を人気の2つの音楽サブスクと比較しましょう。
- Apple Music
- Spotify
個人的な意見も含まれますが、実際に視聴してみた印象はこんな感じです。
Appleはストリーミング配信専用のマスタ音源を使用している曲があり、そちらはLINE MUSICやSpotifyよりも優れている印象を受けました。
詳しく解説していきましょう。
2-1:LINE MUSIC VS Apple Music
LINE MUSICの音質をApple Musicの音質と比較しましょう。
結論、データ上はLINE MUSICのほうが高音質ですが、実際に聴けばApple Musicのほうがクリアな印象を受けました。
LINE MUSIC | Apple Music | |
![]() | ![]() | |
最高音質 | 320kbps | 256kbps |
最低音質 | 64kbps | 128kbps |
ファイル形式 | 音質によって変化 | AAC |
LINE MUSICを最高音質で再生した場合、320kbpsのAACファイルが使用されます。Apple Musicは同じAACファイルですが252kbpsです。
しかし、Apple Musicは「Apple Digital Master」というストリーミング専用のマスター音源を使用しており、CD音源からストリーミング配信用に変換しているLINE MUSICよりも音質の劣化が少ないのです。
これが、Apple Musicの方がクリアに聞こえる要因だと考えられます。
ただし、Apple Digital Masterは全ての曲に適応されているわけではないのが残念なポイントだと言えるでしょう。
- 数値上はLINE MUSICが高音質
- 視聴すればApple Musicのが高音質
- 人によって感じ方が異なる可能性大
2-2:LINE MUSIC VS Spotify
LINE MUSICの音質とSpotifyの音質を比較しましょう。
結論から言ってしまえば、両者の音質はほとんど同じです。視聴しても大きな差は感じられませんでした。LIEN MUSICは320kbpsのAAC形式、Spotifyは320kbpsのMP3形式が最高音質となっています。
LINE MUSIC | Spotify | |
![]() | ![]() | |
最高音質 | 320kbps | 320kbps |
最低音質 | 64kbps | 24kbps |
ファイル形式 | 音質によって変化 | MP3 |
ビットレート(kbps)の最高値は同じですが、ファイル形式は異なりますね。LINE MUSICは最高音質のときはAACファイルです。
一応AACの方がMP3よりも新しい圧縮形式のため、多少音質が良いと言われていますが、人間の耳で判別つけられるレベルではないでしょう。
- LINEとSpotifyの音質は同等
- 人間の耳では判別不可能な違いしかない
- 人によって感じ方が異なる可能性大
3:音楽サブスクを音質とコスパで比較!おすすめ3選
音楽のサブスク10種から、音質と料金コスパを重視して3つ厳選して紹介します。
- Amazon Music HD(ハイレゾ音質)
- deezer hifi
- Apple Music
ハイレゾ音質で配信しているサービスは料金が高くなりがちです。音質だけでなくコスパも鑑みて比較するのがベストな選択ができるはずです。
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3-1:Amazon Music HD
少し高くても音質にこだわりたいという人は「Amazon Music HD」がおすすめです。FLACのロスレス圧縮でCD音質で6500万曲以上、ハイレゾ音質で100万曲以上が聴き放題になります。
圧縮形式:FLAC
最高音質:24bit/192kHz(ハイレゾ)
月額料金:1,980円
国内ではmora qualitasというハイレゾサブスクもありますが、曲数の多さでも料金の安さでもAmazon Musicの方がおすすめです。30日は完全に無料で体験できるので、聴いて試してみると音質の良さが分かります。
3-2:deezer hifi
deezer hifiはハイレゾ音質には対応していませんが、FLACのロスレス圧縮を使ったCD音質でのみ配信しているサブスクです。ハイレゾほど高音質でなくてもいいから、もう少し料金が安いほうがいい人におすすめです。
圧縮形式:FLAC
最高音質:16bit/44.1kHz(CD規格)
月額料金:1,470円
ただ、あまり日本でdeezerが普及していないのと、配信曲数が3600万曲とほかのサービスより少ない点には注意しましょう。deezer hifiも30日の無料体験ができるので、実際に視聴してみることをおすすめします。
3-3:Apple Music
超高音質のサブスク以外で選ぶとApple Musicがおすすめです。Appleは音質にこだわりがあり、Apple Digital Masterというストリーミング専用の音源を使ってストリーミング配信しています。
個人的にはApple Digital Masterに対応した楽曲なら、SpotifyやLINE MUSICなどの通常音質サブスクの中では高音質だと感じます。
圧縮形式:AAC
最高音質:256kbps
月額料金:980円
ただしApple Digital Masterは全ての曲に対応しているわけではないので注意しましょう。
対応曲の区別方法は下記の記事で紹介しています。
Apple Musicはハイレゾ音質で聴ける?Apple Musicはハイレゾの配信をしていません。しかし、Apple Musicの音質はハイレゾクラスに高いのです!この言葉を知っている通な人は少ないでしょう[…]
まとめ
LINE MUSICの音質は3つから設定可能でした。
- 「高」…320kbps
- 「中」…192kbps
- 「低」…64kbps
320kbpsは十分に高音質ですがCDを再生するよりは低音質です。音質にこだわるならば、Amazon Music HDが断トツでおすすめです。