
CDから自分で取り込んだ曲をiTunesを使ってiPhoneと同期させようとすると、いつもの同期画面が表示されないことがあります。
実は、Apple Musicの聴き放題(月額980円)に登録すると「iCloudミュージックライブラリ」が使えるようになり、以前とはCDの同期方法が変わってしまうのです。
かんたんに説明すると、PCとiPhoneをUSB接続しなくてもCDから取り込んだ曲を同期(転送)することができるようになったということです。
iCloudミュージックライブラリを使った新しい同期方法について詳しく知りたい人は、2章以降をご覧ください。
1章では、とりあえずCDから曲を入れたいという人のために画像を使ってゼロからていねいに図説していきます。
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1:Apple MusicにCDから自分で取り込んだ曲を同期させる方法
Apple Musicのライブラリに、自分でCDから取り込んだ曲を同期する手順を解説していきましょう。まずは準備物を確認してください。
準備物
- PC(mac / windows)
- iTunes(ミュージックアプリ)
- 同期したいiPhone
- 取り込みたいCD
WindowsのPCから曲を転送する場合、下記リンク先から「iTunes」をダウンロードしてPCにインストールしておいてください。
手順①:PCからiTunesを開きます
はじめてiTunesを使用する場合は、Apple IDを入力してサインインします。その際、iPhoneと同じApple IDでサインインするようにしましょう。
- 自分のApple IDが分からない場合
- Apple IDは使っているiPhoneから確認できます
①:設定アプリを開く
②:一番上の「ユーザー名」の部分をタップ
③:ユーザー名の下にApple IDに登録しているメールアドレスが表示される
④:パスワードを忘れた場合は公式サポートを参照してください
手順②:iPhoneをUSBケーブルでPCに繋ぎiTunesの同期設定を確認
iPhoneとPCをUSBケーブルに接続し、iTunesの画面で「スマートフォン」のボタンをクリックします。
既に同期設定をしている場合は新たに設定しなくて大丈夫です。
手順③:「オプション」から同期の項目にチェックをいれます
- このiPhoneを接続しているときに自動的に同期
- Wi-Fi経由でこのiPhoneと同期
チェックを入れたら右下の「終了」をクリックします。
同期の設定ができたらiPhoneとPCの接続は解除して大丈夫です。
手順④:iTunesのiCloudミュージックライブラリがオンになっているか確認します
macの場合
1) 画面上の「ミュージック」から「環境設定」を選択
2) 「一般」内にある「ライブラリを同期」にチェック
windowsの場合
1) 画面上の「ミュージック」から「環境設定」を選択
2) 「一般」内にある「ライブラリを同期」にチェック
手順⑤:iPhone側でもiCloudミュージックライブラリがオンになっているか確認します
iPhoneの「設定アプリ」から「ミュージック」の設定を開き、「ライブラリの同期」にチェックが入っているかを確認してください。
ここまでの流れで前準備は完了です。あとはiTunesに曲を取り込めば、USB接続なしにiPhoneに自動的に反映されるようになります。
手順⑥:iTunesにCDを取り込む
PC本体にCDを入れることができない場合は、外付けCDドライブを購入する必要があります。Amazonならで2000円くらいで買えるはずです。
手順⑦:少し待つとiPhoneに自分で取り込んだ曲が同期される
手順⑧:待てど待てど一向に同期されない場合はiTunesから「ライブラリをアップデート」を選択しましょう。
iTunesの「ファイル」⇒「ライブラリ」⇒「iCloudミュージックライブラリをアップデート」をクリックします
手順⑨:同期された曲はストリーミング再生しかできないので、オフライン生成したい場合は「」雲マークをタップ
iCloudミュージックライブラリを同期しただけでは、Apple Musicでストリーミング再生できる状態と同じです。そのため外出先で再生すると通信料が発生してしまいます。
そのため、オフライン再生したい場合は端末にダウンロードしましょう。
仕組みがイマイチ分からない、という人は次の章で詳しく解説しているので、よければ参考にしてみてください。
2:iCloudミュージックライブラリとは?
1章では取り急ぎ、iPhoneにCDから取り込んだ曲を同期する方法を解説しました。この章では、iCloudミュージックライブラリを使った同期の仕組みを解説します。
まず、「クラウド」が何かわかりますか?

かんたんに説明すると、インターネット上に写真や音楽などを保存しておけば、インターネットに接続していればどこからでも取り出せる仕組みです。
インターネット上に、あなただけの保存スペースがあると考えてください。iCloudミュージックライブラリは、まさにこの「クラウド」なのです。
PCに取り込んだCDがiPhoneに同期された流れは下記のように説明できます。
- PCに取り込んだ曲が「クラウド」にアップロードされる
- iPhoneからインターネットを介して「クラウド」にアクセス
- 「クラウド」から曲をダウンロードして保存
かなり簡略化して紹介しましたが、なんとなく理解できましたか?
説明できる必要はありませんが、iCloudミュージックライブラリの曲を再生するのにはインターネットアクセスが必要、つまり通信が発生するということは覚えておいたほうがいいでしょう。
また、Apple Musicで聴き放題の曲はライブラリに追加することができますが、これは「iCloudミュージックライブラリ」に追加している状態です。
そのため、完全にオフライン再生するためには、さらに端末にダウンロードしなければいけません。
まとめ
Apple Musicで、CDから取り込んだ曲を同期させて、ライブラリに表示させる方法を解説しました。この方法を使えばApple Musicの聴き放題で聴けない曲もまとめて管理することができます。ぜひ活用してみてください。