
AppleMusicはストリーミング再生だと1時間で約60MBの通信量が発生します。1ギガまでの目安は16時間ほどだと認識しておきましょう。
実際に1曲再生してみた結果はこちらです。
実際に計測した独自のデータをもとに、歌詞を表示した場合やダウンロード時の通信量など、どこよりも細かく解説します。
最後まで読めば、Apple Musicの通信量を節約する「技」も知ることができますよ!
1:Apple Musicの通信量(ストリーミング再生編)
Apple Musicの通信量は、1曲再生するごとに約4.1MB発生します。高音質で再生した場合は約4倍の17MBが目安です。
通常音質 | 高音質 | |
1曲の通信量* | 4.1MB | 17MB |
1時間の通信量* | 61.5MB | 255MB |
1GBまでの時間* | 約16時間15分 | 約3時間55分 |
調査:2020年4月14日 サブスクコム(通信環境:docomo 4G(通常音質) / au光wi-fi(高音質) テスト端末:iPhoneX) ※1曲の通信量は4分の楽曲を1回再生した場合。再生楽曲はスピッツの「醒めない」を使用。1時間の通信量は4分の楽曲を15回再生した場合であり計算で算出。1GBまでの時間も計算により算出。

MB(メガバイト)はGB(ギガバイト)の1つ下の単位です。
換算すると…
1000MB=1GB
上記のとおりです。1000g=1kgと同じ単位の増え方ですね。

高音質で再生しない限りは、パケ死(ギガ死)するほどの通信量ではないといえるでしょう。YouTubeの方がよほど通信量が多いです。
Apple Musicは通常、モバイルデータ通信下では「通常音質」、Wi-Fi環境下だと自動で「高音質」になるように設定されているので安心してください。
1-1:ラジオを再生したときの通信量
Apple Musicでは音楽をストリーミング再生する以外に「ラジオ」という機能も備わっています。
ではラジオを再生するとどれくらい通信量が増えるのでしょうか?
結論、通信量はストリーミング再生とほぼ同じでした。
総合通信量 | 1曲あたりの通信量 | |
1曲目 | 3.9MB | 3.9MB |
2曲目 | 7.6MB | 3.7MB |
3曲目 | 11.6MB | 4.0MB |
調査:2020年4月14日 サブスクコム(通信環境:docomo 4G / テスト端末:iPhoneX )アップルミュージックRadio/トゥデイズ J-Popので3曲を再生した場合の通信量(浜崎あゆみ「Voyage」/ゴスペラーズ「ヒカリ」/東京スカパラダイスオーケストラ「Good Morning」が再生された)
おそらく楽曲が切り替わるタイミングで通信量が発生しているので、通常のストリーミング再生と同じ仕様であると予想されます。

1-2:歌詞を表示したときの通信量
Apple Musicには音楽と同時に歌詞を再生する機能が備わっています。歌詞を表示したら通信量が増えそうですがどうなのでしょう。
こちらも当サイトで独自に調査してみました。
結論、歌詞を表示しても通信量は増えませんでした。
通信量が増えなかった可能性は2つ考えられます。
- 通信量が0.1MB未満だった
- 音楽データに内包されている
今回調査に使用している「MY DATA MANAGER」というアプリでは、0.1MB未満の通信量の増加が記録できません。
もしくは、音楽データ内に歌詞データも含まれているという可能性もあります。通常音質だと1曲4.1MBの通信が発生しますが、そのなかに歌詞のデータも同時にダウンロードしているのかもしれません。
上記2つのどちらであったとしても、歌詞の通信量は微々たるものなので気にしなくても大丈夫でしょう。
2:Apple Musicの通信量(ダウンロード編)
Apple Musicの楽曲をダウンロードする際の通信量は1曲あたり8.6MBで、高音質しか選択できません。モバイルデータ使用時もWi-Fi使用時も256kbpsのAAC形式でダウンロードされます。
通常音質 | 高音質 | |
1曲の通信量* | DL不可 | 8.6MB |
アルバムの通信量* | DL不可 | 120.4MB |
1GBまでの目安* | DL不可 | 約116曲 |
調査:2020年4月14日 サブスクコム(通信環境:docomo 4G(通常音質) / テスト端末:iPhoneX)※1曲の通信量は4分の楽曲をダウンロードした場合。再生楽曲はスピッツの「醒めない」を使用。アルバムは14曲を想定して計算。1GBまでの目安も計算で算出。

そのとおりです。ダウンロードした楽曲は通信量ゼロで再生することができます。
ただし、ダウンロードすればするほど、スマホ本体の容量を圧迫することになるということは忘れないようにしましょう。
私の場合、気が付けばダウンロード楽曲の容量が2.8GBまで増えていました。ミュージックの設定でいつでも削除できますが、ある程度気にしておいた方が良いでしょう。
3:Apple Musicの通信量を削減する3つの秘儀
Apple Musicの通信量がどれくらいなのかイメージできましたか?
多いと感じた人も、少ないと感じた人も「通信量を削減する方法」は知っておいて損はありません。
Apple Musicの通信量が削減できればこんな良いことがあります。
通信量を削減するメリット
- ギガ死を防げる
- 携帯料金を節約できる
ここでは、今すぐ始められるApple Musicの通信量を減らす秘技を3つ紹介します。
- 町のフリーWi-Fiを活用
- Wi-Wi環境下で曲をダウンロード
- モバイルデータの使用を完全にオフ
上記3つを活用すれば、通信制限で苦しむ生活からおさらばできます。
3-1:町のフリーWi-Fiを活用する
1つ目はフリーWi-Fiを活用することです。
外出先でどうしても通信するしかない状況は多々あるでしょう。そんなときに、コンビニやカフェの無料フリーWi-Fiを使えば通信量がかかりません。
無料のフリーWi-Fiはこんなにもたくさんあります。
店舗名 | 条件 | 登録 | 接続時間 |
スターバックス | 無料 | なし | 60分~無制限 |
タリーズコーヒー | 無料 | なし | 60分 |
マクドナルド | 無料 | なし | 60分 |
セブンイレブン | 1日3回 | あり | 60分 |
ローソン | 1日5回 | あり | 60分 |
ファミリーマート | 1日3回 | あり | 20分~60分 |
3-2:Wi-Fi環境下で楽曲をダウンロード
2つ目は、聴きたい楽曲をWi-Fi環境下でダウンロードしておく方法です。2章でも紹介しましたが、AppleMusicの曲はスマホ端末にダウンロードしておけば通信量が一切かかりません。
手順を紹介しましょう。
手順①:曲名の右側にある「+」を選択
手順②:次は「雲マーク」を選択する
手順③:ライブラリにダウンロード完了
3-3:モバイルデータ通信の使用をオフ
最後の方法は、モバイルデータ通信の使用を完全にオフにする方法です。この方法を使えば、Apple MusicがWi-Fi以外の通信を一切行わなくなります。
「絶対に通信したくない」という人におすすめです。
手順を解説しましょう。
手順①:iPhoneの設定アプリを開く
手順②:少し下にスワイプして「ミュージック」を選択
手順③:「モバイルデータ通信」を選択
手順④:モバイルデータ通信のチェックを外す
緑色から白に変わったら成功です。ストリーミング再生もダウンロードもWi-Fi環境下でしか通信しなくなります。
4:AppleMusicでの通信量がかからない新サービス

Apple MusicやYouTubeを無制限で楽しめる、夢のようなプランが新登場したのをご存知ですか?
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エンタメフリーを活用すべき人
- 格安SIMに興味がある
- 通信制限と縁を切りたい
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スマホ料金を安くしたいなら選ばないではないでしょう。
まとめ
Apple Musicの通信量について最後におさらいしましょう。
通常音質 | 高音質 | |
1曲の通信量* | 4.1MB | 17MB |
1時間の通信量* | 61.5MB | 255MB |
1GBまでの時間* | 約16時間15分 | 約3時間55分 |
Apple Musicには2つの音質があり、モバイルデータ通信時は通常音質、Wi-Fi通信時は自動で高音質になることが分かっています。
Apple Musicは「いつでもどこでも自由に」音楽を楽しめるのがウリのサービスです。通信量をできるだけ削減して、通信制限を忘れて楽しめるようにするのがベストですよ。